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 女性が悩まされる症状のなかでも、つねに上位にランキングされるのが便秘(べんぴ)です。便秘とは、排泄(はいせつ)の回数が少ないこと、また、排泄物がお腹の中に滞っていることです。しかし、毎日、便通があったとしても、苦痛、残便感があると便秘といえます。その逆に、毎日、便通がないとしても、苦痛と感じなければ便秘とはいえません。
   便秘は原因によって、器質性便秘と機能性便秘にわけることができます。
 器質性便秘は、大腸に慢性腸炎、腸閉塞、がんなどの病気があり、内腔(ないくう)が狭くなって腸の内容物が通りにくくなって起こるもので、多くの場合、手術など医師の治療が必要です。
 女性が悩まされる便秘のほとんどが機能性便秘です。これは大腸の機能が弱っているためにおこるもので、一過性と常習性に分けられます。

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 便秘は食べもので改善できる症状です。なかでも常習性の便秘は習慣性がともなう緩下剤(かんげざい)などを使用せず、食べものによって解消・改善しましょう。その基本は便の量を多くする食べもの、便をやわらかくする食べものをたくさん食べることです。
 食物繊維は、玄米(げんまい)や麦などの穀類、サツマイモなどのイモ類、根菜、ゴボウ、青菜などの野菜、エノキやシメジのようなキノコ類に多く含まれ、便の量を多くしてくれます。また、ペクチンやこんにゃくマンナンなど、水溶性の食物繊維は便をやわらかくする作用もあります。こんにゃくやイチジク、リンゴやバナナなどは水溶性の食物繊維が豊富です。とくに、リンゴは実より皮にペクチンが多く含まれ、皮ごとすり下ろして食べると、より整腸作用を高めてくれます。
 また、牛乳の乳糖も便をやわらかくしてくれます。とくに朝起きたときに冷たい牛乳を飲むと、腸を刺激する作用もあり、より効果的です。腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にすることもたいせつです。そのために必要なのがビフィズス菌、オリゴ糖といっしょにとると、さらに効果的です。
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食物繊維を多く含む食べ物
 ■果物
  リンゴ、モモ、ラズベリー、オレンジ
 ■野菜
  モロヘイヤ、カボチャ、ブロッコリー、キャベツ
  ニンジン、カリフラワー、ホウレンソウ、ズッキーニ
 ■パン、穀物、豆類
  ウズラマメ、ソラマメ、シリアル食品、こんにゃく
  きな粉、藻類

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○漢方的な働きから
 腸内を潤す作用がある脂質を豊富に含む黒ゴマなどをとりましょう。ハブ茶やプルーンも緩下作用があります。
○注意すべきこと
 けいれん性の便秘は、便の形状がウサギの糞(ふん)のようにコロコロ状になっている乾燥便が特徴です。 腸を刺激することが逆効果になるため、食物繊維やガスを発生させるような食べものは避け、消化のよいものを食べましょう。
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 慢性の便秘で、あまり程度がひどくない場合は長い間放置されていることが多いものです。しかし、最近始まった便秘、徐々に悪化する便秘、血便(けつべん)や腹痛をともなう便秘などは受診が必要です。また、長い間、何事もなく過ぎている便秘も、大腸がん検診などの機会に見直してもらうことをお勧めします。
 大腸の腫瘍(しゅよう)や癒着(ゆちゃく)、外からの圧迫などが疑われると注腸X線造影、大腸内視鏡、超音波検査、CT検査、MRI検査などが行なわれ、診断がつけば手術、放射線、抗がん剤などによる治療が行なわれます。
 大腸の運動や緊張の低下が別の全身性の病気による場合は、まずその治療が行なわれ、便秘症状に対しては下剤が使われます。過敏性腸症候群では、症状緩和(かんわ)のため、下剤のほかに大腸の過度の緊張をとる鎮痙薬(ちんけいやく)や精神安定剤などが使用されます。さらに原因となる精神的な要因の除去のために心身医学的な治療も行なわれます。
 排便反射に障害がある人も、原因除去が先決です。ただし、高齢者では根本的な改善がむずかしいため、直腸の便を指でかき出す方法(摘便(てきべん))を行なう場合もあります。

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 便が毎日出なくても、ほかの症状も苦痛もなければ、治療は不要です。毎日の排便にこだわりすぎないことが対策の第一歩です。
 便秘としては軽症なのに、必要以上に強い下剤や浣腸に依存している人が意外にたくさんいます。きちんと検査をして診断がつけば、2〜3日程度の便秘は怖くないと認識することです。そして一定の時刻に排便する習慣をつけることが大事です。
 排便は、朝食後がいちばんよいのですが、自分のライフスタイルに合わせて習慣をつけましょう。決めた時間になれば、便意がなくともトイレにいってみるところから始めてみてください。
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 機能性(きのうせい)便秘...消化器官(胃、小腸、大腸など)の機能低下が原因で便秘になることをいいます。一般的に便秘と呼ばれるのは、機能性便秘のことをいいます。機能性便秘はさらに、一過性便秘と習慣性便秘に分けられます。

 弛緩性(しかんせい)便秘...大腸のぜん動運動が弱くなり、筋力の低下で、便を押し出すことができなくなるために、起こる便秘のことをいいます。高齢者やお産を経験したあとの女性に多い便秘です。

 痙攣性(けいれんせい)便秘...心理的ストレス等により、自律神経が乱れ、腸のぜん動運動が強くなりすぎてしまったために、起こる便秘です。このタイプの人は、下痢と便秘を交互に繰り返しておこる場合があります。

 直腸性(ちょくちょうせい)便秘...便が直腸に到着したにもかかわらず、便意が伝わらないために起こる便秘。便意をがまん癖のあることでおこる場合があります。

 器質性(きしつせい)便秘...腸閉塞(ちょうへいそく)、腸捻転(ちょうねんてん)、大腸ガン(だいちょうがん)、腹膜炎(ふくまくえん)など腸の腫瘍(しゅよう)、閉塞(へいそく)、炎症(えんしょう)などにより腸の通りが悪くなるためにおこるものです、腸の長さや大きさの異常によっておこるものがあります。このような症状の場合は、浣腸を使用できないこともありますので、医師に相談してから使用してください。

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種類 作用 主な成分
浣腸 おしりの肛門部に、液体を入れて、腸の壁の面をすべりやすくし、また、腸を刺激し、腸の動きを活発にして、便を出す。 グリセリン
ソルビトール
刺激性下剤 腸粘膜を刺激し、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進する。 ビザコジル
センナ
ダイオウ
ピコスルファート
ラキソナリン
膨張性下剤 水分を吸収させて、便をやわらかくし、腸の内容物を膨大(ぼうだい)させて、腸を刺激して排便を促進する。 プランタゴオバタ
カルボキシメチルセルロース
塩類下剤 腸の中の水分の再吸収を防ぎ、腸の内容物をやわらかくし、増大させることで蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進する。 酸化マグネシウム
硫酸マグネシウム
浸潤性下剤 界面活性作用により、便の表面張力を低下させて水分を浸透しやすくし、硬い便を軟化させる。 ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)

 治療には、下剤の摂取により便の排泄を試みたり、早期の治療には浣腸も含まれますが、そういった状態が常態化すると、体がそれらの刺激で排泄をするのが当たり前になってしまい、それらを欠かすとなおひどい便秘になる場合もあるので注意が必要です。

 薬剤...下剤による副作用として、塩類下剤では高マグネシウム血症・刺激性下剤は習慣性になりやすく、薬剤に対する感受性が低下し便秘薬を服用しないと排便が行われなくなる便秘薬依存症や腸管粘膜障害などがあります。


 浣腸...浣腸にはグリセリンなどが入っており、これらの直腸への刺激で排泄を促しますが、刺激が強く急激に催したくなったり、また悪寒や吐き気などといった症状を誘発させる場合もあります。グリセリン浣腸では、我慢しきれずすぐに出してしまうなど使い方が悪かった場合などには、後述するような体質にも拠り、出し切ることができず不快感が残る場合もあります。完全に腸内の便を取り除くのを望む場合には、腸洗浄と呼ばれる処置もあります。こちらはぬるま湯(生理食塩水を使う場合もある)を注入、それらの湯と一緒に排出しますが、注入時に無理な圧力を掛けると直腸穿孔など負傷のおそれもあります。したがって専用の器具が利用されたり、また市販もされていますが、専門の医師などの指導のもと使用するようにしてください。また、こちらは専用の器具や温度管理などで手間が掛かりますが、注入量が多く刺激が少ないため、腹痛などの問題がおきにくいなどのメリットもあります。

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 原因のはっきりしているものは、それに合った治療をするのが一番ですが、常習性便秘の養生法は、毎日一回、決まった時間にトイレに行く習慣をつけ、便意がなくても、朝に一度はトイレに必ず行き、排便をしようと努力する。しかし、本当に出そうもないのに長時間座り続けるのは良くありません。
 積極的に体操や水泳などの運動に心がけ、腹筋を鍛えましょう。一見、腹筋は関係なさそうに思いますが、お腹の筋肉の強化は排便の上でとても重要なのです。朝、起き抜けに冷たい水や牛乳を飲むのも良く、食物繊維を積極的にとり、一日3食を心がけるようにしてください。
排便姿勢...排便時の座位姿勢は、直腸肛門角が開くよう少し前傾姿勢で、たとえるならロダンの彫刻「考える人」の様な姿勢が良いでしょう。更に、腹筋に力が入りやすいように踵を少し上げたり、脇腹を両手で押さえて腹圧を与える方法もあります。

予防...食べ物、飲み物、運動の程度を変えることは、便秘を予防することに繋がります。

食物繊維の摂取...食物繊維は柔らかく大きな大便を作るのに必要な栄養素なのです。主に野菜、果物、穀物などに多く含まれています。

水分の摂取...十分な量の水もしくは野菜や果物のジュース、スープなどを摂取する。水分は大便を柔らかく保ち、通りを良くするため、水分を十分取っただけで便が排出されたり症状が改善される事もあります。ただし、カフェインやアルコールを含む飲料は、消化器の水分を減らす傾向があるので注意しましょう。

 脂肪の摂取...脂肪は腸管を滑らかにする働きがあるので、摂取することで便の通りをよくすることができるので油物を摂取するのも効果的です。ただしこれはダイエットなどで過剰な摂食制限をしている場合にいえることで、脂身などの多い肉類を日常的かつ過剰に取っている場合などは当てはまりません、逆に過剰に摂取すると他の生活習慣病になるおそれがあります。

 十分な運動...規則正しい運動は消化器を活発にします、運動は軽いものでも十分で、毎日20〜30分の歩行でも十分に効果を発揮します。また、軽い腹筋やストレッチも効果があり、手を使って腹をさすり、腸の蠕動運動を促すだけでも効果があります。

 十分な排便の時間...便意を無視しないようにしましょう、生活習慣において毎日決まった時間に便意を催す方もいますが、そうでない人は、便意を催し易い時間帯を排泄に割り振る生活上の配慮も効果があります。ただし朝食前は体温が低く体全体の活動も活発でないため排泄時間には向かないので朝食前の時間はさけましょう。

 下剤...下剤は大便を通しやすくする薬です。軽い便秘は上記の予防で十分な場合もありますが、程度に応じて下剤を使用することもできます。薬は医師の処方、または薬局で入手することができ、液体、チューインガム、丸薬、粉などいくつかの種類があるので用法・容量を守り正しく使いましょう。
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